信じられないかも知れません。

しかし間違いなく、知的ロボットと呼んでもいいようなロボットが出来ました。技術はすべてメイドインジャパンです。他社のようにアメリカからの技術輸入、コピー品ではありません。大量の文書データを10分（5千人程度の人数なら）で解読します。

そして発言の内容をまとめてくれます。ホンモノの知的ロボットです。他社のいう人工知能は、どうもヘンテコで、人工頭脳の代用品を指しています。つまり歩行とか知覚とか、または指の動きが人間に近いとかだけで、人工知能と呼んでいるらしい、いいかげんさです。

約24,000人が書き込んだ「買いたい車」、その理由について分析すると、３０から４０通りにまとめてくれます。

知的ロボットと呼べる所以はここからです。説明します。

トヨタ車やホンダ、あるいはドイツのBMW、ベンツ、アメリカのGM、フォードなどの特徴をスッキリ描くことができるのです。

・トヨタ＝信頼性、国産トップ、安心、環境に優しい

このことを、ひとつずつ文章で書き、読みあげてくれます。たとえば最初の信頼性についてですと、「トヨタ車は技術力があり、なんとなく、信頼できる、安心感が、高い」と。次の環境に優しいの文章では「ハイブリッド車があり、早期から、環境対策、排出ガス、クリアー」というように記述してくれます。

・ホンダ＝運転が楽しい、独創的な技術、F1などのモータースポーツ

本田車なら、最初の運転が楽しいでは、次のような文章にして表現します。「値段の割に、性能がいい、運転が楽しい、若者の、好きな」となります。独創的な技術では、「本田宗一郎、独創的、世界的、優秀な技術」という文になります。アメリカやドイツは詳しく書きませんが、以下のような特徴の文章が続々と記述されてきました。

・ドイツ車＝憧れ、夢、せめて一度は、頑丈、頼もしい、先進性
・アメ車＝大きな室内、サーフィン、オフロード、海岸、ゆったり

これらが、単語でなく「文章」となって描いてくれたのです。たとえば４０因子の発言内容について、どんな表現をした人が何人いたか、彼らは社会的態度(購買意向や満足度などのY)をどう抱いているのか、たいへん分かりやすく示します。

なおかつ車マーケットについてシェアやニーズ、各社の位置づけなども解説してくれます。知的ロボットが誕生しました。

もう単語のかかりうけとかでテキストマイニングと称している、子供レベルを超してしまいました。ホンモノの飛行機と紙ヒコーキは、どちらも飛行機ぽいですが、根本的な違いがあります。

乗れるか、乗れないか。つまり実用的か、ニセモノかの違いです。