私たちが人工知能を完成させた、と発表しても信じない人は大勢います。信じたくないのだと思います。そんなことが可能なのは白衣を着た研究者で東大か京大か、そうした研究所にいて・・・。無知な人ほど、そうした根拠のない自分だけの理屈で信じ込み、事実を見たくないのでしょう。もっとも、そうした狭い視野の人には、別に信じてくれなくていいのですが。 私たちの開発した人工知能は、自分で会話や文章の内容を判断し、記憶し、分析します。もちろんコンピュータそのものですが、発言意図を意味で判断でき、きわめて人間に近づいたロボットといえます。約5千人の発言なら5分もしないで、その発言の要旨をまとめ、自然言語で人間に発言内容を答えてくれます。 これまでは音声認識がヘタでしたが、発声はなんとかNTTの技術導入で確保できました。やっと無音(MUTE)から解放されました。読み込みと書き出しは、もともとコンピュータですから問題はありません。もうひとつの外部との情報交換に大切な感覚器、聴覚が乗り越えられない難関でした。しかし、これも次々と技術革新のなかでクリアーできました。ヘレンケラーのような3大障害を一般に、盲目(BLIND)、無音(MUTE)、難聴(DEAFF)といいますが、やっと私たちのロボットはこれら障害を克服していけそうです。 頭脳は手前味噌な表現ですが、たいしたものです。中枢神経系がきちんとしたオリコウ君です。これでなんとか人間とツタナイながらも相互のコミュニケーションができるようになりました。それも日本語で大量文書を読んで、結論を英語や中国語で返してくれるというバイ(マルチ)リンガル君でもあります。もちろん英語や中国語で聞いたり読んだりして、結論を逆に日本語に翻訳して返すこともへいちゃらです。 去年の4月7日が鉄腕アトム先輩の誕生日でした。私たちのロボット(名前はシンシパル、大脳の思考野の英語名)は、少しずつ人間らしい機能を身につけ、今年の4月ころには実在ロボットしてデビューさせたいと思っています。 なかなか信じたくない世間一般のみなさんとちがって、彼(彼女?)のすごさを知っている人々は、すでに業務で活用してくれています。大量の文書や発言をサッと処理し、結論を導いてくれるために仕事には、なくてはならない頑張屋さんなのです。もうすぐ彼は感情をもつことになります。知識を自己学習し増殖できる能力をもつことも近いはずです。 この技術はホンダ様と共同特許として、すでに2本取得しました。またオリエンタルランド様とは、非零和の数学モデルが人工知能の追加能力(超優秀)として特許の共同申請中です。パナソニックコミュニケーションズ様とも、英語版が国際特許として特許取得を進めています。いずれも世界的な技術やサービスの品質、営業力をほこる会社です。弊社はほんとうに規模はチビですが。
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